みんなに優しい交通アクセスを考える講演会

2011年6月4日(土)…14:00~16:00

場所:つくばイーアス 2F イーアスホール

【講師紹介】

今福義明さんの写真今福 義明(いまふく よしあき)

  1958年:京都市生まれ

  1984年:ミスタードーナツ・ダスキン障害者リーダー養成研修米国派遣事業4期生としカリフォルニア・バークレーのCILにて、交通バリアフリーの重要性を学ぶ

  1988年:関西の地下鉄及び鉄道の路線ごとのバリアフリー整備状況を実地点検調査し情報ミニコミ誌「アクセス京都」を発行

  1994年:DPI日本会議常任委員交通問題担当

  2005年:バリアフリー新法の制定時、参議院委員会参考人として発言

  各種交通バリアフリーに関する委員会に委員として参加している

  現  在:主に路線バスにおける車いす使用乗客の乗車拒否問題や歩道、及び、建築物のバリアフリー化に力を入れている

6/4(土)講演会で配布したアンケートのまとめ

1.アンケート回答者の年齢・性別

講演会の写真  回 答 者…18名(男性:5名/女性:13名)

  年齢の内訳…10代:1名/20代:3名/30代:3名/40代:8名

                      50代:1名/60代:1名/70代:0名/80代:1名

2.講座を知ったきっかけ

ほにゃら(機関誌『フリーハンド』含む):10名

知人の紹介:3名

その他(チラシ/MLなど):5名

3.講演会の感想

●つくタクが車椅子の方でものれるという事、はじめて知れたので良かったです。

●「バリアフリー」といっても、バリアを感じていた人が真にバリアフリーだと思えるようにならなければ、それは名前だけのものになってしまうという事を実感した。バリアを避けて生活するのではなく、今福さんのように逆にバリアに向かっていき、一つ一つ指摘していく事によって、バリアフリーが完成に近づくのだと思った。 私はバスに乗るときに不便を感じることはないが、バリアフリーに対し受動的ではなく、能動的な態度を持って向き合う事で少しでも貢献する事ができるのかもしれないと思えた。

講演会発表の様子●ノンステップバスの存在は知っていたのですが、バス会社の理解、運転手の理解、バス停の構造といったものすべてとリンクされないとバリアフリーでなくなるということが今日わかり、はっとしました。1つ1つを見直していくことが大切だと思いました。また、車イス利用者に限らず、高齢者、ベビーカー利用者にとっても大きい問題であるなと思いました。 今日の講演会を聴いて、自分に何ができるかなと考えたとき、今日の講演会の話を他の人に伝えたり、バスを利用するとき、バス停の所から気を付けてみていきたいと思いました。 自分の視野が広がるお話が聞けて良かったです。ありがとうございました。市役所やバス会社の方がこの講演会きいているといいなと思います。

●今までバリアフリーを意識して街を見てみたことがなかったので今日はいろいろ「こんなおかしなことがあるのか!」ということに気づかせていただいてよかったです。ウェルネスパークとか意味が分かりませんね。 交通バリアフリー法やバリアフリー新法などをもっと効果的に活用していくために私ももっと学んでみようと思いました。

  ●みんなで話をするだけでなくて、レポート作って話をするのは楽しかったし、わかりやすくてよかったです。

●言ってみること、の重要性を感じました。

公共交通は誰にでも平等に使えるものでなければならないと法的裏付けもあることなので必要と感じたら事業者に伝える努力をしなければならない。

●おもしろかった。

●とても貴重な経験をしました。 今回の成果を事業者や市役所との交渉まで持っていければ改善につながるのではと思う。

  ●興味深いお話がたくさんありワクワクしました。とても楽しかったです。ありがとうございました。 合理的配慮について「過度の負担をしいてはいけない」というものがあったのですが、どこまでが過度の負担なのかよくわからずにいました。今回、今福さんのお話で「通常努力」という言葉があり、「これはどのバス会社もやっているだろうという内容」という説明でとてもすっきりしました。

●自分でできないことをみんなでやればできると思いました。(バスに乗れたことが良かった)

●つくば市の交通政策全般が反動化していると思う。 その中で特に車椅子の障がい者が狙い撃ちされている。ねばり強いアクションを続けて改悪から改善の方向へ向かうよう、まずは障害当事者の努力に期待するとともに私自身は健常者として交通政策の改悪を批判していかなければならないと思った。障害者と連帯して。

●バリアフリー法のあゆみを知れて良かった。 これからも関鉄バス、つくタクをはじめとするつくば市交通事情が改善されるよう願い、声を上げていきたい。

●ワークショップはたのしかったです。講演会も良かったです。日頃バスに乗ってないので新鮮でした。

●つくバスやつくタクを今は使っていません。今は運転して自分で動く方が都合がいいからです。でも、だんだん夜の運転はおっくうになってきましたし、いつまでも運転できるとは思いません。 徐々に公共交通に移行したいのでなんとか公共交通の充実を目指して活動したい。今回、使っていない私が気づかなかったことが出てきて大変有意義でした。使ってみて意見を言ってもっと使いやすいものにしていきましょう。

●今福さんの話は大変参考になりました。

●つくば市の交通政策が真に市民全体のことを考え血の通った温かいものになるように1人1人の市民が意見を出して、実行できたかどうか検証していかねばならないと思った。 高齢者として気づくことも多く、それが障害のある方、病弱者、妊婦さん、すべてに共通する問題であるので改善のために声を上げたい。みんなの力を結集しましょう。

●バリアフリーに関して今まであまり触れる機会がなかったのでとても面白かった。 改めて、つくバス・つくタクはダメダメだと判りました。せーぜー文句の電話をきつい口調でかけてやるかと思いました。

●今回のイベントで私がまず一番感じたことはまだまだバリアフリーになっていないということです。関鉄バスは車椅子が乗るときは3日前から予約しないといけないことは面倒くさいです。予約しても止めたり時間の関係で行けなくなってしまったりします。車椅子の人は自由に行きたい所に行けない。私は関鉄バスに乗りますが、予約しないで乗ることが多いです。手伝ってもらったりして乗ったこともあります。私の住んでる所は筑波大学の人が多いので、手伝ってもらいます。予約しますが、3日前だと私が体調が悪くなったりするので1日前だと助かります。この間、私の実家にバスで行きました。関鉄バスを使って予約しないで行きました。行く時はたまたまスロープが付いているバスが出ていたのですが、帰りは階段があって運転手さんに手伝ってもらいました。帰る時に私と介助者2人いたので良かったです。 私は関東鉄道バスに何回も乗っていますが、以前は乗車拒否されたりしたこともあります。今はまあまあ良くなっています。私は関東鉄道全部のバスにスロープが付いていたらいいと思います。私の感想です。